北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2018年11月21日水曜日

干し柿作り

今年は柿が豊作です。
借りている畑の土手に生えている渋柿の木に柿の実が鈴なりです。
少し時期が遅くなってしまいましたが、せっせと取って夜な夜な柿の皮をむいて干し柿作り。
軒下に吊るして見事な柿すだれが出来上がりました。
昨年は不作で干し柿が作れなかったのでうれしい限り。
美味しい干し柿になりますように。
年明け1月頃には食べられるかな?
美味しく出来上がったら販売もする予定にしておりますのでお楽しみに。

2018年11月8日木曜日

大豆の収穫

お米の脱穀作業が終わってホッとする間もなく、現在大豆の収穫を進めております。
茶色く枯れてカラカラになってきたら収穫時です。
今年は梅雨時に雨がほとんど降らなかった大干ばつの影響で、初期生育が遅れました。
必死に灌水したのと、お盆以降の雨で持ち直したものの、全体に収量は少なくなりそうです。
でもその厳しい天候を生き抜いた大豆たちには、本当によく頑張ったねと声をかけたいです。
先日は、ありがたいことにボランティアの方や、お米の定期購入のお客様が手伝いに来てくれました。
大規模農家さんは大きなコンバインで一気に収穫するところですが、小規模な当農園では、刈るところだけ草刈機で刈り倒しますが、あと集めて束に縛ってハザに干すのは全部手作業です。
この日は皆さんのおかげで6畝の畑の大豆があっという間にハザにかかり、ついでにお米の脱穀後そのままになっていた田んぼのハザの片付けも手伝っていただき、10枚の田んぼのハザが一気に片付きました。
1人でやるのと大勢でやるのでは大違いです。
やっぱり人の力って素晴らしいなと思いました。
ありがとうございました!
夜はいろりを囲んで、ふだん山の中に暮らしていると出会うことのない方たちと楽しく交流が出来たのもまた嬉しいことでした。
新米の販売開始以降、たくさんのお米のご注文をいただいております。
現在、籾摺り作業も同時並行で鋭意進めております。
ありがとうございます。


2018年11月1日木曜日

2018年産ササニシキ新米の販売始めます!

本日、全ての田んぼの脱穀作業が終え、全てのお米を貯蔵部屋にしまうことが出来、ホッとしています。
さっそくササニシキを少しだけ籾摺りをして5分搗きにして炊いてみました。
まず、見た目つやつやピカピカ光っています。
口に含むと新米ならではの瑞々しさと香りが広がり、それでいてしっかりと粒が立っていて何とも言えない美味しさです。
おかずなしで何杯でも食べられそうです。
今年も美味しいお米が穫れたこと、ありがたいことだなあと改めてしみじみ思いました。
もしかしたら、しばらく寝かせて落ち着いた頃の方が美味しいのかもしれませんが、やはり新米の美味しさは収穫作業を終えた感謝の気持ちと達成感と相まって格別なものがあります。

という訳で、2018年産ササニシキ新米の販売を始めます!
年間予約されたお客様はご都合の良い時にネットショップよりご注文下さい。
また、今年は田んぼを増やしたこともあって、お米にまだ余裕があります。
新規(一般)のお客様のご購入もお待ち致しております。
以下のサイトよりご注文下いただけます。
https://yorokobutsuchi.cart.fc2.com/
農薬肥料を使わず、山の湧水と大自然の恵みで育った自然栽培のササニシキを是非ご賞味ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
アルプスがついに白く雪化粧。
先日は初霜も降りて、山里は一気に初冬の装いです。

2018年10月27日土曜日

ササニシキ脱穀中です。

山里では山の木々が色づき始め、美しい秋の風景です。
現在、順次ササニシキの脱穀作業を進めています。
稲刈り後、約3週間ほどじっくり天日で乾かしました。
2週間過ぎたころから水分計で時々チェックしていたのですが、周期的に雨が降ったり、朝晩かなり気温が下がるようになってきたこともあり、なかなかお米の水分量が下がりませんでしたが、このところの晴天でようやく15%代まで下がってきました。
(保存するには15%が良いとされています。)
次々と籾の袋がいっぱいになっていきます。
今年も春の種蒔きから始まって、ようやくここまでこぎつけることが出来ました。
収量も気になりますが、この実りをもたらしてくれた自然の恵みとお米の生命力、そして支えて下さった多くの方々に感謝したいと思います。
脱穀作業の序盤に、腰を痛めてしまうというハプニングが発生してどうなることかと思いましたが、何とか復活。
もう一息、何とか今月中に脱穀作業が終わるようがんばります。
もうじき新米が食べられます。
お米の脱穀作業の前に麦の種も蒔きました。
メインは南部小麦で、小麦粉としてはもちろん、製麺所に委託して乾麺にしたり、手作り醤油の原料になる予定です。
今年は古代(スペルト)小麦の種を知り合いから分けてもらうことが出来、少しですが蒔くことが出来ました。
品種改良される前の古代から伝わる品種で、風味よく、小麦アレルギーのある方も食べられる可能性の高い小麦だそうです。
楽しみです。
10/29追記。
小麦が無事に発芽しておりました。

2018年10月15日月曜日

2018年産ササニシキの年間予約の受付を始めました。

無事に稲刈りも終わり、田んぼにハザが連なる風景はホッとする風景です。
平場の産地ではほぼコンバインで刈るのが当たり前なので、昔ながらのハザ掛けの風景は中山間地など限られた地域でしか見られなくなってしまいました。
今後の天気によりますが、もうしばらく天日でじっくり乾かした後、脱穀をします。

さて、2018年産ササニシキの年間予約の受付を始めました。
今年は田んぼを増やしたこともあってお米に余裕がありそうなので、新規のお客様のご予約も承ります。
新米は11月初旬からの販売を予定しております。
ご希望の方は、11月より来年10月までの一年間のご希望の量(5㎏単位)をお知らせ下さい。
ご予約いただいた後は、ネットショップよりご都合の良い時にご都合の良い量づつ(5㎏~20㎏まで)ご注文下さい。
代金は送料の関係もあるので、その都度お支払いいただいております。
価格は以下のとおりになります。
玄米:800円/㎏
白米・分搗き米:850円/㎏
別途送料がかかります。

ご希望の方はお問い合わせフォームよりお知らせ下さい。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018年10月11日木曜日

ササニシキの稲刈り終了。

9月は雨ばかりでどうなるかと心配しましたが、ありがたいことに10月に入ってからは晴れの日が続き、そしてさらにありがたいことに、多くの方々が手伝いに来て下さり、稲刈り作業が順調に進みました。
稲刈り2日目にバインダーが故障して農機屋さんから代車のバインダーを借りるというハプニングがあったり、一部の田んぼではぬかるんで苦労したりした所もありましたが、おおむね順調に進みました。
そして昨日、うるち米(ササニシキ)の稲刈りが無事に終了しました。
残りはもち米の小さな田んぼが一枚残るのみ。
今回稲刈りが順調に進んだのは、手伝いに来て下さった方々の存在がとても大きいです。
昔ながらのハザ掛け作業は、やはり人手がいるのといないのでは大違いです。
本当にありがとうございました。
特に印象的だったのは、連休中に泊まり込みで来てくれたボランティアの若者たち。
休みの日に遊びに行くのではなく、ボランティアで稲刈りを手伝おうという心意気が素晴らしい。
韓国から来た方もいて、日本と韓国の間にはここ最近政治的に微妙な雰囲気もありますが、全くそういうことを感じさせない楽しい異文化交流をすることができました。
夜はいろりを囲んで鉄板焼きやバーベキューを楽しみ、ものすごい勢いでお酒もなくなりましたとさ。
こういう若者たちがいる限り、日本の未来も明るいかも、と希望を持ちました。
今後の天気によりますが、2週間から3週間ほど天日でじっくり乾かした後に脱穀をして、晴れて新米になります。
11月の初旬にはササニシキの新米の販売が始められる予定です。

2018年9月30日日曜日

台風前の晴れ間に稲刈り始めました。

本当に今年の秋は雨が多すぎです。
7月の梅雨時に降らなかった雨が今ごろになってまとめて降っている感じですね。
田んぼの稲は、夏の高温の影響もあって例年よりも早く登熟が進んで十分に収穫できる状態なのですが、雨ばかりで田んぼが乾かず、なかなか稲刈りができないでいます。
田んぼがぬかるんだまま稲刈りしてもバインダー(稲を刈って束ねる機械)がはまってしまうし、人間も刈った稲もドロドロになるしで大変なのです。
無施肥なので初期生育が遅くなりがちなことから、7月に中干しがしっかりできないことも乾きが悪い一因です。
田んぼが乾くのを待ってから稲刈りしたいけれど、登熟が進み過ぎて刈遅れになってしまうのも心配で気をもみます…。
いつまでも待っているわけにもいかないので、先日、晴れ間を利用して稲刈りを始めました。
今年から新しく借りた田んぼで、耕作放棄されていた田んぼなので稲の初期生育が良かったため7月にしっかり中干し出来たこと、もともと水はけのよい田んぼ(悪く言えば水持ちの悪い田んぼなのですが)ということもあって、雨の翌日で田面に水が残っている状態でしたがあまりぬかるむことなく稲刈りすることが出来ました。
稲刈り初日だったのでスロースタート、小さな田んぼでしたが一日仕事で夕方にやっとハザ掛けまで終えることが出来ました。
このままペースを上げて2枚目3枚目といきたいところでしたが、翌日から再びの雨。
しかも台風24号が長野県直撃コースで向かって来るとの予想で、気が気でありません。
今日は嵐の前の静けさでしょうか、雨も小ぶりで風も全く吹いていません。
かけたばかりのハザとこれから刈る田んぼの稲が倒れませんように。
なんとか被害なく過ぎてくれることを祈るばかりです。