北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2019年5月13日月曜日

代かき開始!でも水不足…。

今年の春は寒の戻りが多くてなかなか天候が安定しない日が続き、つい先週にも霜が降りました。
その後は一転していきなり夏が来たかのような暑さが続いています。
ササニシキはその後無事に発芽しまして、この暑さのお蔭もあって今のところ順調に育っています。
現在平均で2葉~2.5葉くらいでしょうか。
6月初旬の田植えまで、このまま順調に育ってくれますように。
このように不織布の保温資材をかけているので先週の霜が降りた時も大丈夫でした。
今年から手間の低減のためトンネル掛けではなくべた掛けにしてみましたが、今のところ問題ないようです。
連休明けから田んぼに水を入れて代かきを始めています。
このところ雨が少なかったこともあって田んぼはよく乾いていて、乾土効果がしっかり得られたのは良いのですが、今年は冬に雪が少なかった影響か山の湧水の量が少なく、田んぼに水を貯めるのにかなり苦労しています。
今年から導入した自動水平機能付きのトラクターと代かき用のドライブハローのお蔭で、作業は効率良く、しかもかなり平らに仕上げることが出来るようになりました。
ありがたいことです。
一度代かきした後、水面から出ている高い部分の泥をドライブハローの刃を回さずに引っ張って低い方へと移動させてできるだけ田んぼ全体を平らにしたうえで、もう一度代かき。
水が入ってさっそくカエルが嬉しそうに鳴きはじめました。
昼間は夏のような暑さですが、夕方にトラクターから眺める北アルプスに沈む夕陽がなんとも言えずに美しいです。

全部で10枚ある田んぼの代かき作業、一気に作業を進めたいところですが、湧水の量が少ないので、なかなか重いように進みません…。
地元の方々もちょうど代かきシーズンで皆さん水が欲しい時期、水が足りません。
(昔は熾烈な水争いもあったそうです…。)
田植え後の稲の生育や草対策のことを考えると、田植えまでに最低でも20日間湛水状態を確保したかったのですが…、なかなか思うようにはいきませんね。
来年からはもっと早い時期から入水・代かき作業を始めようと心に誓うのでした。
明日から天気が崩れるようなので雨に期待したいところです。







2019年5月1日水曜日

お米の種蒔き

先日、お米の種蒔きを終えました。
1週間ほど水に漬けた種籾を水から引き上げて、お風呂を使って少し温度(25℃~28℃くらい)をかけてあげると、プチっとかわいい芽がはじけてきました。
お米が生きていることを実感する瞬間です。
この種籾をざっと乾かしてから播種機でポットの苗箱に蒔いていきます。
土は近所の山土とあらかじめ作っておいた籾殻燻炭を混ぜたもの。
去年から導入した自動の播種機のお蔭で作業ははかどります。
でも今年は籾殻燻炭を作る際の最後、消す時に水をかけすぎてしまったことが原因で床土が湿りすぎてしまい、苗箱のポット穴に床土がしっかり入らないというトラブル発生。
ポット穴の床土が全体に少なめになってしまいましたが、結果にどう影響するのかな…。
毎年やっていても、思わぬところで失敗します…。
ササニシキ、白毛モチ合わせて約250枚、蒔き終わりました。
日を改めて、苗箱を苗代に並べる「床伏せ」の作業。
この日は4月末だというのに朝はよく冷えて氷点下、バケツの水が凍っていました!
この春は本当に不安定な天候です。
軽トラに積みながらよく水をかけて、
この日は強力な助っ人の力を借りまして無事に苗代に並べ終えました。
ありがとうございました!
水を含んで重くなった苗箱を持って、足場の悪い田んぼの中を歩かなくてはならないこの作業はかなりの重労働です…。
最後に保温資材をかけて作業終了です~。
無事に芽が出て、健やかな苗に育ちますように。