10月末に脱穀作業を終えてから、順次田んぼの仕舞い仕事を進めています。
脱穀の後のワラを回収して田んぼの外に持ち出し、代わりに前年のワラ(一年間積んで朽ちかけたもの)を田んぼに戻します。
収穫後のワラをすぐに裁断して田んぼに戻す方法の方が一般的で、私も初めはその方法でやっていたのですが、次年の田植えまでにワラの分解が十分進まずに稲の生育を阻害する可能性が高いため、今はこのような方法に落ち着いています。
毎年恒例のワラを積んだ軽トラが田んぼにはまってしまうハプニングが発生。北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。
10月末に脱穀作業を終えてから、順次田んぼの仕舞い仕事を進めています。
脱穀の後のワラを回収して田んぼの外に持ち出し、代わりに前年のワラ(一年間積んで朽ちかけたもの)を田んぼに戻します。
収穫後のワラをすぐに裁断して田んぼに戻す方法の方が一般的で、私も初めはその方法でやっていたのですが、次年の田植えまでにワラの分解が十分進まずに稲の生育を阻害する可能性が高いため、今はこのような方法に落ち着いています。
毎年恒例のワラを積んだ軽トラが田んぼにはまってしまうハプニングが発生。稲刈りが終わってホッとする間もなく脱穀作業を始めています。
10月としては異例の高温と好天続きで、ハザ掛けしたお米の乾燥が予想以上に早く進み、慌てて脱穀作業を始めました。
水分計で水分を確認するのですが、ハザに干した中の方のお米で目標水分の15%に既になっていますし、ハザの表面は14%にまで乾いています。先日、当初の予定通り約10日ほどかかって無事に全ての田んぼの稲刈りを終えました。
お日様って本当にありがたい。
でも日差しも吹く風も既に夏ではなくてすっかり秋の気配です。
この後はしばらく曇りがちのすっきりしない天気が続く予報で、残暑らしい残暑もなくこのまま秋になってしまうのかな?
幸い、大雨長雨の直接的な被害はなかったのですが、少し標高の高い田んぼは稲の開花と長雨が重なってしまい、実の入りがどうなるか少々心配です。こちらは晩生のシラケモチ。
猛暑が続いた後は大雨と長雨です。
本当に気候が激しくなっていますね。
そんな天気の中ですが、ササニシキは出穂と開花の盛りで、田んぼによってはほぼ穂が出そろって少し垂れ始めた田んぼもあります。
稲の開花の様子。稲の花は、午前中の割と短い時間で籾の部分がパカッと二つに開いて咲きます。
自家受粉なので同じ花の中で雄しべと雌しべが受粉するのですが、受粉が終わるとすぐに閉じてしまうそうです。
地味ですが清楚で美しい開花の風景です。
無事に受粉すると籾の中に玄米の赤ちゃんが宿り、この後徐々に大きくなっていき、それに伴って穂が少しづつ垂れていきます。
雨が続くと受粉不良になってしまう可能性が高くなるようなので、今後の雨の降り方が心配です。
稲刈りまで天候が順調であることを祈るばかりです。
稲の足元では田の草のオモダカも花盛りです。梅雨明け以降猛暑が続いていて、ここ信州の山里でも昼間は35℃近くまで上がります。
そんな暑さの中、ササニシキの出穂・開花が始まっています。
梅雨明けが早く暑い日が続いた影響か、例年よりも少し早い出穂となりました。
今年もいろいろと課題があり田んぼによってはあまり生育の良くない部分もあるのですが、それでもその生を全うしようとする稲の健気な姿に心打たれます。
「花水」という言葉があるくらい、この出穂開花の時期は特に水を必要とすると言われていて、水を切らさないよう毎日水管理に気を遣います。お田植えから1週間が過ぎて、ササニシキの苗たちも葉色を濃くして成長を始めています。
草たちもやっぱりしっかりと発芽してきたので、1回目の除草作業をして回りました。
このところの暑さで、田んぼの水はお風呂のように温かくて苗たちも気持ち良さそう。
ジブリ映画に出てきそうなフォルムの除草機を押してひたすら田んぼを歩きます。
コナギやホタルイなどの小さな草たちがたくさん浮いてきました。
草の生えない田んぼを目指して早期湛水をしたりしているのですが、なかなか草の生えない田んぼはなかなか実現できません…。
この除草機は上手くできれば株間の草も除草できる優れものです。昨日、無事に今年のお田植えを終えることができました。
6月1日、気持ち良く晴れてアルプスも見守る中スタートしました。
初日はいつも、上手く植えられるかどうかのドキドキした緊張感と、こうして田植えが始められることに対する感謝の気持ちがないまぜになった高揚感があります。
来週6月初旬の田植えに向けて準備の作業に追われています。
今年も田植えの約1か月前から水を入れて代かき・湛水する早期湛水です。
山が淡いもえぎ色に染まる5月の上旬に1回目の代かき(荒代)をし、