本当に今年の秋は雨が多すぎです。
7月の梅雨時に降らなかった雨が今ごろになってまとめて降っている感じですね。
田んぼの稲は、夏の高温の影響もあって例年よりも早く登熟が進んで十分に収穫できる状態なのですが、雨ばかりで田んぼが乾かず、なかなか稲刈りができないでいます。
田んぼがぬかるんだまま稲刈りしてもバインダー(稲を刈って束ねる機械)がはまってしまうし、人間も刈った稲もドロドロになるしで大変なのです。
無施肥なので初期生育が遅くなりがちなことから、7月に中干しがしっかりできないことも乾きが悪い一因です。
田んぼが乾くのを待ってから稲刈りしたいけれど、登熟が進み過ぎて刈遅れになってしまうのも心配で気をもみます…。
いつまでも待っているわけにもいかないので、先日、晴れ間を利用して稲刈りを始めました。
今年から新しく借りた田んぼで、耕作放棄されていた田んぼなので稲の初期生育が良かったため7月にしっかり中干し出来たこと、もともと水はけのよい田んぼ(悪く言えば水持ちの悪い田んぼなのですが)ということもあって、雨の翌日で田面に水が残っている状態でしたがあまりぬかるむことなく稲刈りすることが出来ました。
稲刈り初日だったのでスロースタート、小さな田んぼでしたが一日仕事で夕方にやっとハザ掛けまで終えることが出来ました。
このままペースを上げて2枚目3枚目といきたいところでしたが、翌日から再びの雨。
しかも台風24号が長野県直撃コースで向かって来るとの予想で、気が気でありません。
今日は嵐の前の静けさでしょうか、雨も小ぶりで風も全く吹いていません。
かけたばかりのハザとこれから刈る田んぼの稲が倒れませんように。
なんとか被害なく過ぎてくれることを祈るばかりです。
北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。
2018年9月30日日曜日
2018年9月13日木曜日
イノシシ侵入!
田んぼにイノシシに入られてしまいました。
田んぼの周りは全部電気柵で囲ってあるのですが、油断して電柵周りの草が伸びて漏電して電圧が下がっていたところに入られてしまいました。
写真のように稲を踏み倒してお米を食い散らかしています。
足跡が小さいので子供のイノシシでしょうか。
気づかない間に何度か入られていたようで、あちこち倒されています。
被害は今のところそれほどひどくはないのですが、無残に倒された稲を見ると本当に悲しくなってしまいます。
あわてて電柵周りの草を刈り、入られた部分の電柵を補強しました。
そして、近所の猟友会の方にお願いして電柵の外側の侵入したと思われる部分にわなを仕掛けてもらいました。
なんとかこれ以上被害が広がらないように祈るばかりです。
稲刈りに向けて、田んぼが乾きやすいように「よけ」掘りも始めました。
スコップで「よけ」にたまった泥をあげていくのですが、これがけっこうきつい肉体労働です。
何しろ田んぼは10枚あるので果てしない…。
今年の秋は雨が多いのでやるしかない、と自分に言い聞かせてがんばっていますが、それにしてもあの大干ばつが嘘だったかのようなこの秋の長雨、はたして稲刈りまでに田んぼは乾いてくれるのか…?
写真では分かり難いですが、黄金色の稲穂のうえを赤とんぼがたくさん飛び、すっかり秋の風景です。
2018年9月8日土曜日
台風が過ぎて
先日の台風21号は、当地でもかなりの風が吹きました。
あちらこちらで木が倒れたり枝が折れたり停電したり。
稲は田んぼによってばらつきはあるものの、おおむね少しなびいたくらいで済みました。
でも、同じ田んぼでも場所によっては写真のように完全に倒れてしまったところもあります。
一般的には養分過多が原因で倒れるということが良くありますが、今回はそれが原因ではないようです。
同じ田んぼの中でもどちらかというと深くて常に深水管理になってしまったような部分が倒れる傾向が強いような印象です。
逆に全然なびきもせずすくっと立っている田んぼもあります。
初期生育が良く除草を早めに切り上げて、7月に軽くでも中干しをすることが出来た田んぼは根をしっかり張ることが出来たのか、なびきもせずしっかりと立っています。
倒伏防止のためにも、田んぼはなるべく平らにして、稲が初期から元気で、草がおとなしい田んぼを作り、7月に軽く中干しすることが出来るような栽培管理を目指したいと思います。
天気は台風一過も束の間、秋の長雨に突入してしまったようです。
天気予報でもしばらく雨続きの予報です。
9月の末くらいから稲刈りを始める予定なのですが、この調子だと田んぼが乾かず、ぬかるんで稲刈りがとても大変になりそうな嫌な予感が…。
あわてて落水(田んぼの水を抜く)作業を始めました。
早く天気が回復して稲刈りまで秋晴れベースでいってほしいなと願うばかりです。
それにしても、今年の日本は豪雨、干ばつ、台風、地震、と災害が立て続けです。
被害に遭われた方には心からお見舞いを申し上げます。
これらの災害は自然が何かしらバランスをとろうとして引き起こされているような気がしてなりません。
今必要なことは、近隣国との対立や不安を煽り戦争の準備をしたり憲法を変えたりすることではなく、自然と調和した生き方、社会の在り方へと少しづつでもシフトしていくことではないかと思います。
先日の台風の時は我が家もまる24時間停電しました。
夜暗いのはランタンでしのげるし、ご飯はガスで料理できるし、お風呂は薪だし、何とかなるのですが、困ったのは冷蔵庫(冷凍庫)が動かないこと。
冷凍庫には頂いたり、自ら捌いたりした貴重なシカやイノシシの肉が沢山入っていて、ダメになってしまわないかと不安に。
お客様とのやり取りや情報収集・娯楽にインターネットが使えないのも不便です。
スマホでもできますが、バッテリーがすぐなくなっていきます。
お米の注文をいただいた時に籾摺り機や選別機を使えないのもつらい。
随分と電気に依存しているなあと改めて実感しました。
停電時は自家発電機でしのぐというのもありですが、もっと進んで外部電源に頼らない、太陽光や小水力などで電気の自立をするオフグリッドという方向はやはり魅力的で、いつかは実現させたいものです。
あちらこちらで木が倒れたり枝が折れたり停電したり。
稲は田んぼによってばらつきはあるものの、おおむね少しなびいたくらいで済みました。
でも、同じ田んぼでも場所によっては写真のように完全に倒れてしまったところもあります。
一般的には養分過多が原因で倒れるということが良くありますが、今回はそれが原因ではないようです。
同じ田んぼの中でもどちらかというと深くて常に深水管理になってしまったような部分が倒れる傾向が強いような印象です。
逆に全然なびきもせずすくっと立っている田んぼもあります。
初期生育が良く除草を早めに切り上げて、7月に軽くでも中干しをすることが出来た田んぼは根をしっかり張ることが出来たのか、なびきもせずしっかりと立っています。
倒伏防止のためにも、田んぼはなるべく平らにして、稲が初期から元気で、草がおとなしい田んぼを作り、7月に軽く中干しすることが出来るような栽培管理を目指したいと思います。
天気は台風一過も束の間、秋の長雨に突入してしまったようです。
天気予報でもしばらく雨続きの予報です。
9月の末くらいから稲刈りを始める予定なのですが、この調子だと田んぼが乾かず、ぬかるんで稲刈りがとても大変になりそうな嫌な予感が…。
あわてて落水(田んぼの水を抜く)作業を始めました。
早く天気が回復して稲刈りまで秋晴れベースでいってほしいなと願うばかりです。
それにしても、今年の日本は豪雨、干ばつ、台風、地震、と災害が立て続けです。
被害に遭われた方には心からお見舞いを申し上げます。
これらの災害は自然が何かしらバランスをとろうとして引き起こされているような気がしてなりません。
今必要なことは、近隣国との対立や不安を煽り戦争の準備をしたり憲法を変えたりすることではなく、自然と調和した生き方、社会の在り方へと少しづつでもシフトしていくことではないかと思います。
先日の台風の時は我が家もまる24時間停電しました。
夜暗いのはランタンでしのげるし、ご飯はガスで料理できるし、お風呂は薪だし、何とかなるのですが、困ったのは冷蔵庫(冷凍庫)が動かないこと。
冷凍庫には頂いたり、自ら捌いたりした貴重なシカやイノシシの肉が沢山入っていて、ダメになってしまわないかと不安に。
お客様とのやり取りや情報収集・娯楽にインターネットが使えないのも不便です。
スマホでもできますが、バッテリーがすぐなくなっていきます。
お米の注文をいただいた時に籾摺り機や選別機を使えないのもつらい。
随分と電気に依存しているなあと改めて実感しました。
停電時は自家発電機でしのぐというのもありですが、もっと進んで外部電源に頼らない、太陽光や小水力などで電気の自立をするオフグリッドという方向はやはり魅力的で、いつかは実現させたいものです。
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