北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2020年5月26日火曜日

田植えの準備進めてます。

先週は寒い日が続いたため、お米の苗の生育が遅れてしまいましたが、その後天気が回復して苗の生育もようやく盛り返してきました。
6月初旬に予定している田植えに何とか間に合うかな?
でも、写真の奥の方、部分的に苗代の1/3~1/4くらいがなかなか盛り返して来ないので気を揉んでいます。
少し田植えを遅らせた方が良いのかな…、対処療法的には追肥した方が良いのだろうけど…。
本田では代かきをして水を張った状態なのですが、かなり草が生えてきました。
このままにしておくと田植えまでに大きくなりすぎてしまい、田植え前に代かき(植え代)をしても生き残って再活着してしまう恐れがあるため、中間で一度草を浮かせる目的で代かき(中代)をしました。
ものすごい数の草たちが浮いてきました。
コナギ、マツバイ、イヌホタルイ、オモダカなどでしょうか、草の生命力はすごいです。
これで草の絶対数が減って田植え後の除草が楽になるはず。
同時に田んぼの畦や土手の草刈りも進めています。
当地は中山間地の棚田地帯のためとにかく畦や土手が広いし、傾斜がきつい!
この草刈りがとても重労働なのですが、写真の斜面も刈れる畦草刈り機(スパイダーモア)のお蔭でずいぶんと楽になりました。
もう手放せません(笑)。
田植えまでもう一息がんばります。
麦畑では南部小麦の穂が出て白い花が楚々と咲いています。
植物のそれぞれの生を健気に生き切る姿は本当に美しいなあと思います。




2020年5月10日日曜日

代かき真最中です。

数日前からいよいよ田んぼに水を入れて代かき作業を始めてます。
一度代かきしてから、高低差のある田んぼはトラクターで泥を引っ張って修正しつつ、水の抜ける田んぼ(ほとんどそうなのですが)は再度代かきしたり。
陸の世界から一気に水の世界へと入れ替わります。
さっそくカエルが嬉しそうに鳴きはじめました。
田植えまでの20日間ほど湛水しておきます。
その間に生えてきた草を再度代かきをして除草することで、田植え後の除草作業が少し楽になるという算段。
山はもえぎ色に染まり、ため息が出るほどの美しさ。
一年で一番好きな季節です。
苗は床伏せ後数日でツンツンと無事に発芽しまして、
現在はこのくらい、まだ2葉くらいです。
田植えまでに順調に成長すれば4.5葉くらいになってくれる予定です。
例年、終盤になって十分大きくなり切らないまま止まってしまい、黄色く老化してしてしまうことが多いのでそれが少し心配ですが…。
畑では大麦が穂を出しています。
畑の野菜がちょうど何もない時期なのですが、ありがたいことに山の恵み、山菜の美味しい季節です。
こちらはタラの芽。
てんぷらが最高。
こちらはコゴミ。
茹でて胡麻和えが美味しいです。
その他にはウドや、アサツキ、そろそろワラビも出始めています。
世の中が大変なことになっても、自然は変わらず巡ってくれることが本当にありがたいなあと思います。
あちこちで草も伸び始め、もうじき草刈りシーズンも始まります。
本格的な農繁期に突入です~。





2020年5月1日金曜日

お米の種蒔き

4月はいつまでも肌寒い日が続いていたのですが、急に気温が上がっていきなり初夏の陽気になりました。
先日、お米の種蒔きを無事に終えました。
同じ村内のいつもお世話になっているファミリーに手伝ってもらい、作業はとてもはかどりました。
浸漬していた種籾を引き上げて、お風呂を使って25℃~くらいで温度をかけて催芽します。
はと胸くらいで仕上げるのが良いとされていますが、少し出過ぎたものもあり…。
それを全自動式の播種機で苗箱に蒔いていきます。
全自動とは言っても土を補充したり、蒔き終わった箱を移動したり灌水したりと結構忙しい。
また、土は近所の山土を取って来て使っているのですが、それを篩でふるって準備するのも忙しい。
ササニシキ249枚
ササシグレ26枚
白毛モチ12枚
ファミリーが自給用の田んぼで使う苗も含めて全部で287枚蒔きました。

日を改めて、種を蒔いた苗箱を苗代に並べる作業。
これが人力でやるしかないしんどい作業なのです。
ぬかるむ苗代田に入って重い苗箱を運んで、腰をかがめながら一枚づつ並べていきます。
最後は保温シートを掛けて出来上がり。
5人がかりでやったらほぼ半日と予想以上に早く終わりました。
やっぱり農業は人手だなあと痛感しました。
ありがとうございました!
無事に芽が出て健康な良い苗に育ちますように。

種を蒔き終わると、いよいよ始まったなあ、とドキドキするような緊張感とワクワクするような高揚感とが入り混じった気持ちになります。