北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2020年6月8日月曜日

田植えが無事に終わりました。

先日、田植えが無事に終わりました!
全部で10枚の田んぼを補植も含めてやり切り、少しだけ一息ついているところです。
田植えの3~4日前に順次最後の代かきをし、
大量に浮いてきた草を、風で良い感じで畦際に吹き寄せられてきたので熊手で一網打尽。
これで田植え後の草取りが楽になると良いのですが…。
苗も最終的に良い感じで育ってくれました。
ただし、今年は一部(全体の1/3くらい)生育が良くなかった部分に関して有機肥料(有機JAS対応の液肥)を追肥として使いました。
苗が小さいままでは田植え後水没してしまう恐れもあり、その後の生育や草との競合でも厳しい状況になってしまうため、やむを得ず今回は使う判断をしました。
育苗は狭い場所で密集して育てるため、完全無肥料ではなかなか難しく、例年は田んぼで穫れたお米から出る米ぬかを苗代に肥料分として補い、自然栽培の田んぼの中で循環する範囲の中での方法を目指しているのですが、今回はそこから外れてしまうことになりました。
上手く育った部分との比較から、原因は何となく分かっていて、苗代にしている小さな田んぼのオフシーズンである夏から冬にかけての管理の改善、排水をしっかりして乾かしておくことで少量の米ぬかのみでしっかりとした苗を育てることが出来るはず。
今後は対策をしっかりして良い苗を育てたいと思います。
代かき後3~4日して泥が落ち着き、水位もちょうどよく下がってきたところでいよいよ田植えです。
代かき後できるだけ早く植えた方が草との競合という点では有利なのですが、あまり早いと田面が柔らかすぎて苗が機械で上手く植わらないし、加減が難しいです。
後で除草機で除草しやすいようになるべく真っ直ぐ曲がらないように気を付けて植えます。
今まで密集して育ってきた苗たちを広い田んぼに放していきます。
今年はかなりがんばって田植え機を中古ではありますが新しいものに買い替えたのですが、去年まで使っていた古い田植え機に比べると植え付けミスも少なく快調です。
これまで機械はとにかく動けば安い方が助かるということで、古い中古品をヤフオクなどで買うことが多かったのですが、やっぱり多少高くても大事に使って元を取るという発想で、比較的新しくて程度が良いものを買った方が良いということにようやく最近気が付きました。
さすがに新品は無理だけど・・・。
植え終わった苗たちはまだまだ弱々しく見えますが、これから広い田んぼでのびのびと健やかに育ってくれると思います。
既に足元では草たちが芽を出し始めていて、ホッとする間もなくこれから除草の季節が始まります。
泥だらけになったトラクターと田植え機をきれいに洗車して納屋にしまい、今度は除草機を出してきてオイル交換など整備をしなくては…。
怒涛の農繁期はまだまだ続きます。



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