北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2017年10月1日日曜日

稲刈り始めました。

爽やかな秋晴れの下、今日からいよいよ稲刈りを始めました。
無肥料無農薬でここまで育ってくれたお米の生命力と大自然の恵みに感謝です。
昨年よりも田んぼがぬかるんでいないので今年は2条刈りのバインダーで刈り始めました。
この田んぼは奥の方が低くてぬかるみやすいのですが、そこは板を敷くなどして何とか切り抜けました。
写真では分かり難いですが、赤とんぼがたくさん飛んでいます。
1反2畝の田んぼ、午後から刈り始めて夕方には刈り終えました。
ハザ掛けは明日にします、と思ったら明日は午後から雨の予報。
午前中にはハザ掛けを完了させないといけません。
週間天気をを見ると短い周期で天気が変わる予報になっています。
秋の天気と女心はなんとやらですが、何とか稲刈りが終わるまで晴ベースでいって欲しいものです…。

10月の10日頃までには稲刈りを終わらせる予定です(願望)。
稲刈り・ハザ掛けのお手伝い援農大歓迎です。
アルプスを眺めながらの稲刈り気持ちいいですよ~。

2017年9月21日木曜日

稲刈りの準備~よけ掘り

すっきりとしたさわやかな秋晴れ。
ササニシキが黄金色に色付き、いよいよ稲刈りが近づいてきました。
台風18号は足早に通り過ぎ、幸い当地にはあまり影響はありませんでした。
あと10日ほど、10月に入ったら稲刈りを始める予定です。
 田んぼの水は10日少し前ころに落としましたが、台風を含め定期的に雨が降るため、乾きの悪い田んぼの「よけ」を掘り直しています。
棚田の山側に排水のために掘る溝のことを「よけ」というのですが、夏の間に泥がたまって浅くなっているのを掘り直して田んぼの乾きを促し、稲刈りの際に機械が入れるよう作業をしやすくする大事な作業です。
「よけ」の泥の中にはイモリやガムシ、タニシ、ドジョウまで、生き物たちがいっぱい。
本当はもう少し早い段階でやっておかなくてはならない作業なのですが、油断して遅くなってしまいました。
去年の秋は雨ばかりで田んぼが乾かずぬかるむ中での稲刈りでとても大変でしたが、今年はこのまま晴ベースの天気が続いてくれれば大丈夫かな。

10月上旬の稲刈りハザ掛けのお手伝い、援農大歓迎です。
アルプスを眺めながらの稲刈り気持ちいいですよ~。
近所では秋の恵みの栗があちこちで落ちています。
毎日拾っては栗ご飯や茹で栗を堪能しています。
誰も拾わない放置された栗の木が何本もあり、何か活用できないかなと思うのですが、無農薬のためどうしても虫が入ってしまうものが多くて商品として販売するのは厳しい…。
稲刈りのお手伝いに来てくださった方は栗も拾い放題です。

2017年9月4日月曜日

秋の到来

朝晩はめっきり涼しくなり、日中は晴れれば汗ばむ陽気ですがすっかり爽やかな秋の空気です。
ササニシキの穂もしっかり垂れて少しづつですが色づき始めています。
写真では分かり難いですが、赤とんぼも飛び始めました。
夏が雨や曇りが多かった割には今のところ生育は順調です。
いもち病も心配したのですが全く出ていません。
そろそろ稲刈りのことを考え始めなければならない時期になってきました。
稲刈りに向けていつ水を落とすか悩む時期でもあります。
遅くまで水を入れておいた方が根が老化せずお米も良く太るのでできるだけ入れておきたい、でも稲刈りの時に田んぼがぬかるんでいるととても作業が大変になってしまうのでできるだけ早めに水を落として田んぼを乾かしたい、この二つの相反する思いの間でいつも悩みます。
稲刈り前の天気にも大きく左右され、去年は雨続きで田んぼが乾かず稲刈りにとても苦労しましたが、今年はそれは避けたい…。
でも出穂後30日が目安と言われているのでもう少し様子を見ようかな。
稲刈りは1か月後の10月初旬頃でしょうか。

冬に向けての薪仕事をなんとか終わらせて、自家用野菜の大根や野沢菜の種を蒔いたり、白菜の苗を植えたりと、すっかり秋モードです。

2017年8月25日金曜日

こうべを垂れ始めたササニシキと冬支度

昨日は久しぶりに晴れて暑い夏らしい日になりました。
やっと夏が戻ってきたかなと思いきや今日は再びの雨降りです。
ササニシキの穂はほぼ出揃い少しづつこうべを垂れ始めました。
これから少しづつお米の粒が充実するにしたがってさらに垂れてきます。
雨や曇りの多いすっきりしない夏でしたが、季節は確実に収穫の秋へと向かいつつあります。
長野県の学校の夏休みは短く、息子の夏休みも終わって学校が始まりました。
そして、冬に向けて今ごろ慌てて薪作りをしています。
本当は春5月くらいまでにやって冬までに薪を十分乾かしておきたいのですが、忙しさに流されてできず今ごろ大慌て。
薪にする木は、主に近所の山から様々な理由で伐採されたものをもらってきます。
時には自分で伐採することもあります。
今年はクルミ、クリ、が多いのですが、つい先日薪にするには最高級のナラの木を持って行っていいよと声をかけていただき、喜び勇んで山から下してきては割っています。
今年1月に切った木ということですが、まだまだ水気をたっぷり含んでいて、大きな木なので山から出してくるのが大変です。
斧で割れない大きな節があるものはまとめて友人の薪割り機を借りて割ります。
厳しい冬を越すのに欠かせない薪、薪小屋に積み上がった薪を眺めると本当に豊かな気持ちになります。
何とか冬までに乾いてくれるかな?


2017年8月18日金曜日

花盛り

相変わらず梅雨のようなぐずついた天気が続いていますが、昨日は久しぶりにお日さまが顔を出してくれて束の間の夏が戻って来ました。
田んぼではササニシキが花盛りです。
籾一つ一つが小さな花で、白く見えるのは雄しべで籾の中に雌しべがあります。
午前中のごく短い時間に籾がパカッと開いて雌しべに雄しべの花粉が受粉することで籾の中にお米の赤ちゃんが宿ります。
(なので厳密に言えば上の写真は開花の瞬間をとらえたものではありません。)
この開花の時期に雨が続くと受粉がうまくいかず、実の入らないシイナが増えてしまうと言われています。
今日は再び雨、これだけ天気が不順だとちゃんと受粉できているのかどうか心配になってしまいます。
そして今のところは大丈夫ですが、いもち病も心配…。
開花の時期は「花水」と言って稲が最も水を欲しがる時期と言われているので、水を切らさないよう水管理に気をつけます。

こちらは大豆畑。
初めに蒔いた大豆は条間がすっかり覆われるくらいまで茂ってきました。
ここまで茂ってくれれば草も抑えられて一安心ですが、後から蒔いた畑は蒔く時期が遅かったり欠株も多かったりで大豆の茂り方が足りず、草がかなり目立ちます。
もう一度管理機で中耕除草するか、でも雨が多くて土が重いと思われるので管理機は入れずに草刈機で草を刈るか、何とかしなくては…。
大豆も花盛りです。
水色の可憐な花です。
大豆は稲とは逆に開花時にある程度雨が降ったほうが受粉がうまくいくことが多いと言われているので、このところの天気は大豆にとっては一安心というところでしょうか。
お米の花も、大豆の花もけなげに咲く様はそれぞれ綺麗で本当に癒されますね。

2017年8月12日土曜日

ササニシキが出穂を始めました。

ササニシキが出穂を始めました。
毎年、穂が出始めると稲の健気な生命力に感動してしまいます。
稲が愛おしくなる瞬間です。
同時に、稲の姿、草の状態などからここまでの栽培管理の在り方が良かったのかどうか反省させられます。
まだまだ改善すべき点がたくさんありそうです。
天気は晴れて暑い日もありつつも、雨や曇りが多く相変わらず安定しません。
天気が悪いといもち病が出やすくなったりするのですが、今のところ大丈夫そうです。
夏は夏らしくギラギラのお日さまの光が欲しいところですが…。
この先収穫の秋に向けて人間が出来ることは水管理をしながら見守ることくらい、稲の生命力とお天気にお任せですね。
秋の収穫までに何事もなく順調に育って欲しいです。

2017年8月8日火曜日

土手草刈りと夏休み

先日、田んぼの中の除草で手一杯で伸び放題になっていた土手の草を刈り終えました。
当地は山間地で棚田の風景が美しいのですが、田んぼの土手の面積が半端なく広い!
田んぼよりも土手の方が広いかも、と思うような土手が何枚もあります。
そしてついつい刈るのが遅れて、草が長く伸びてしまうとさらに刈るのがしんどくなってしまいます。
旅する百姓こと、中上さんの助けを借りて何とか短期間で刈り終えることが出来ました。
中上さん、ありがとうございました。
戻り梅雨のお蔭で比較的涼しい日が多くその点でも助けられました。
中山間地の農地を維持するには手間がかかりますね。
草刈りを終えてようやく農作業もひと段落(小麦の脱穀・タカキビの除草など気になる作業が残っていますが)、息子と日本海側の糸魚川の海に行ってきました。
ここは砂浜ではなく、ヒスイも採れるという玉砂利のきれいな海岸。


シュノーケルをつけて海の中を覗くと、けっこう魚やイカなどがいて田んぼとはまた違う生き物の世界を楽しめました。
その日は浜でキャンプ。
普段山の中で暮らしていると、海の開放的な風景が本当に新鮮です。
水平線に沈む夕日を眺めながらのビールとバーベキューは最高で、久しぶりにゆっくり気分転換することが出来ました。

その後やって来た台風5号は幸い当地には大した影響はなく、ササニシキは茎が膨らんできていよいよ出穂が近そうです。