北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2017年6月21日水曜日

田んぼの除草とホウネンエビ

季節は夏至、このところの暑さで稲たちも活着して緑が濃くなり少しづつですが伸び始めています。
そして草たちもたくさん顔を出し順調に成長を始めています(汗)。
田植えが終わってホッとする間もなく、さあ田んぼの除草のシーズンです。
今年は強力な助っ人、株間も除草してくれる4条押しの除草機を導入しました。
しかも新品!
他の機械はほとんど中古品なので、新品の機械というのは本当に新鮮です。
安い買い物ではありませんでしたが、毎年除草に膨大な時間と労力を費やしているので、今後のことも考えて思い切って購入することにしました。
本当は草の生えない田んぼを目指しているのですが、なかなかその境地に到達できていません。
今年もしっかりコナギが生えてきています。
この除草機、株の両側にあるスクリューが横に回転して株間の草も取ってくれるというスグレもの。
稲や草の生育に合わせてこのスクリューの寄せ幅と深さを調整できるのですが、やってみるとその調整具合で草の取れ方がかなり違ってくるようです。
基本的にはスクリューをできるだけ株に寄せて、深くすれば草は取れるのですが、やり過ぎると稲の株を傷めたり、土を寄せ上げ過ぎてしまい稲の株が埋まりかけたりしてしまいます。
やりながらベストな調整具合を探っている所ですが、除草機をかけてすぐは水が濁っているために状況がよく分からず、すぐに対処できないというのが困ったもんです。
それと、植えるのは2条の田植え機で植えているので4条の除草機と条間が微妙に合っていないというのも困った点。
植える時は田植え機の車輪の後を重ねながら歩くように気を付けていたのですが、それでは合わせ目が狭かったようです。
苗をひっかけないようにかなり気を使いながらの作業です。
こうなると4条植えの田植え機が欲しくなってしまいますね。
なんだか機械のために働いているような気がしてきました…。
4条の除草機では半端になってしまう部分はこれまでどおり手押しの除草機を押します。
株間の草は取れないので別の方法で取らないといけませんが・・・。
今まではこの株間の草を取るのにとても苦労してきたので、これをやらなくても良いとなればかなり楽になるはず…。
そうなるよう除草機を使いこなしたいものです。
こちらは一番初めに植えたもち米の白毛モチ。
草も抑えられて気持ちよさそうです。
田んぼには様々の生き物たちがいるのですが、今まであまり見かけなかったもので今年とても良く見かけるのが写真のホウネンエビ。
写真では分かり難いかもしれませんが、半透明の胴体に緑色の藻のようなひれがひらひらと動いていて、小さな黒い目がとてもかわいいです。
昔の言い伝えでホウネンエビが出る年は豊作だと言われているらしいのも嬉しいですね。
今年は期待できるかな?
さて引き続き除草作業がんばります。
合間を見て大豆の種まきや小麦の収穫も待っています。

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