北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2017年6月13日火曜日

田植え終了しました~。

久しぶりの投稿になってしまいました。このところ田植えで忙しく、夜は疲れてバタンと寝てしまい、ブログを更新できませんでした。
本日、ようやく最後の田んぼ(苗代にしていた田んぼ)の田植えが終わったのでまとめて報告です。
今年は、少し早めに水を入れて代かきをして草を生やし、田植え前にもう一度代かきをして生えた草を浮かせて流すという方法を試してみることにしました。
遡ること約2週間、1回目の代かきをしてから10日から2週間でこのようにコナギたちが生えてきました。
たっぷり水を入れて再び代かきをします。
大量のコナギたちが浮いてきました。
浮いてきたコナギたちを数日置いて排水口から流します。
こうすることで自然栽培で言う所の「肥毒」が流れることも期待しています。
流れ切らないコナギたちは熊手などを使ってなるべく取り除きます。
この段階で植える予定だったのですが、浮かなかったたり流れなかったコナギたちもいるし、あまり田面の均平がとれていなかったため、再度、今度はひたひた水で仕上げの代かきをしました。
ドライブハローの付かないトラクターなのでロータリーで代かきをするのですが、この時角材を引っ張りながら代かきをするとわりと平らになりますね。
再び水を入れて数日置いて泥が落ち着くのを待ちます。
苗はネズミの攻撃にも耐えて何とかそこそこ良い苗に育ってくれました。
良かった良かったと思いきやまたまた異変に気が付きました。
茶色い斑点がぽつぽつと、中には枯れている葉も…。
まさかのいもち病です。
一部ではなく、全体的に出ています。
こんなに早い段階で出るとはかなりのショックです(涙)。
一難去ってまた一難。
葉色は全体的に淡いので窒素過多ということはないと思いますが、思い当たることとしては、元肥として苗床にあらかじめ撒いた米ぬかに、一昨年にいもち病が出た時のお米由来の米ぬかや籾殻が混ざっていたことが原因かもしれません。
我が家は自家用米は一昨年の古米を食べていたり、犬にはくず米をあげたりしているのですが、その際出た米ぬかも一緒にしていたので…。
反省することしきりです。
かと言って農薬をまくわけにもいかず…。
風通しの良い広い田んぼに植えてあげれば良くなる、稲の自然治癒力を信じて、植えるしかありません。
というわけで気持ちが下がり気味な中、祈るような気持ちで田植えを始めました。
田植え後に除草機を入れることを考えて条間がなるべくそろうよう気を使いながら植えていきます。
そのため、田植え機が走った跡が分りやすいようにかなり水を落として植えています。
植えながら次に植える田んぼの仕上げの代かきをしながらの同時並行作業です。
植えたらすぐにまた水を入れます。
植えたばかりの苗たちはなんとも心もとないですが、狭い苗代から広い田んぼに移されて、風に吹かれてなびいている様子が気持ちよさそうです。
何とかいもち病に負けずに健やかに育ってくれよ~。
今年はなぜか機械がうまく植えられない欠株がとても多く、植えた後の補植作業にかなり手間取りました。
最近は学校が忙しくあまり手伝ってくれなくなった息子がこの日は手伝ってくれました。
補植作業をしていると既に次のコナギたちがたくさん顔を出し始めていて恐ろしいのですが、その他たくさんの水の生き物たちに出会えれるのはうれしいことです。

そして本日、9枚全ての田んぼの田植えと補植作業も終えて晴れて終了です~。
ホッとする間もなく、除草作業が待っています。
田んぼにかかりきりになっている間にあちこち伸びた草刈りもせねば…。
梅雨入りしたとはいえさわやかな青空のもと、植えたばかりの田んぼの水面の向こうに映える北アルプスが美しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿