北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2019年11月28日木曜日

大豆の脱穀、干し柿作り

3週間以上前に収穫して畑にハザ掛けしていた大豆、莢から豆がはぜてポロポロ落ち始めて気をもみましたが、大豆の脱穀機の順番がやっと回って来て脱穀作業が出来ました。
大豆の脱穀機は毎年地元のJAから借りて来ます。
順番で回ってくるので使いたい時に使えないという不便はありますが、買うとかなり高価な物ですし、中古もなかなか出回っていない機械なので助かっています。
大豆の株ごと突っ込むと莢や枝は飛んで、大豆だけ出て来てくれます。
去年よりも虫食いやくず豆が多めかな?
夏の間シカに葉っぱを食べられあまり大きくなれなかったこの畑の大豆、収量減が心配されましたが、意外とありました。
去年並みの収量はありそうでホッとしています。
大豆の摘芯栽培という技術もあるようなのですが、シカがそれをやってくれたのかもしれません(笑)。
この後、選別機にかけて虫食いやくず豆を大まかに取り除き、仕上げに手で選別してよううやく皆様にお届けできます。
お待ち下さっている皆様、今しばらくお待ちください。
この大豆で味噌や醤油を仕込みます。
大豆の脱穀機の順番を待つ間、干し柿を作りました。
少し時期が遅くなってしまいましたが、近所の渋柿の木の柿を採らせていただき、せっせと皮むき、軒下に吊るしました。
軒下に柿のカーテン、初冬の大好きな光景です。
上手く出来上がったら去年に引き続き販売もしますのでお楽しみに。




2019年11月19日火曜日

大豆の収穫、小麦の種蒔き

話が前後してしまいましたが、お米の水分がなかなか下がらずに脱穀が出来ないでいる間に先に大豆の収穫をしていました。
葉っぱが落ちて全体が枯れたころに収穫です。
この畑の大豆たちは夏に葉をシカに食べられてあまり大きくなれなかったのですが、それでも健気に実を付けてくれました。
収量は例年よりも少なくなりそうですが…。
刈るのは刈り払い機で刈り倒すのですが、後はひたすら手で集めて束にして紐で縛ってハザに掛けてゆきます。
大規模農家さんは全部機械でやってしまうところですが、当農園では手作業です(笑)。
写真は別の畑ですが、この日は近隣から味噌や醤油を一緒に作っている女性陣が、「大豆が穫れないと味噌・醤油ができないからね~」、と手伝いに来てくれました。
別の日には名古屋から泊まり込みで手伝いに来てくれたお米の定期購入のお客様も…。
手伝って下さった皆様ありがとうございました!
無事にハザに掛かりました。
莢がカラカラに乾いた頃に大豆用の脱穀機を借りてきて脱穀する予定です。
大豆の収穫が終わった畑をすぐにトラクターで耕耘します。
手押しの播種機で麦の種を蒔きました。
南部小麦とスペルト小麦、大麦の三種。
麦を大豆の裏作で麦を栽培しようとするとどうしても播種時期が遅くなってしまうのが難点ですが、限られた畑の面積を有効に使うためにこのような方法をとっています。
時期が遅いため種を多めに蒔いてみました。
気温が下がっているので発芽まで時間がかかりましたが、播種後10日ほどでツンツン芽が出てきました。
シカの食害が心配ですが、たくましく育って欲しいものです。
小麦は小麦粉としての他、製麺所に委託して乾麺に加工したり、手作り醤油の原料になったりします。
大麦は数年前に作った麦麹の味噌が好評だったので今年は復活させてみました。
朝は冷え込んで霜が降りることも多くなってきました。
寒いのは辛いのですが、寒さゆえの美しさにハッとします。
朝、雲の上から顔を出した北アルプス。
既に雪をかぶって冬化粧です。
脱穀した後の田んぼの藁の片付けをしなくちゃ…。





2019年11月12日火曜日

ササニシキの脱穀終了、新米の販売始めます!

先月の台風とその後の2週間に渡る天候不順の影響で大幅に遅れていたお米の脱穀作業。
11月に入りようやく天気が安定した後も、今度は気温が低いためなかなかお米の水分が下がらず作業が出来ずにいました。
理想は15%なのですが、17%代~16%代からなかなか下がってくれなくてずいぶん気をもみました。
このまま乾かないまま冬になってしまったらどうしよう、と真剣に心配したのですが、先日やっと15%代まで下がってきてくれたので、やっとやっとの脱穀作業です。
稲刈りの後、実に1か月以上も干していたことになります。
気候変動に伴う異常気象の頻発する時代、天候の影響をもろに受ける「ハザ掛け天日干し」はますますリスクの大きい方法となりそうです。
脱穀3日目には隣町の先輩農家さんがハーベスターを軽トラに積んで応援に駆けつけてくれました。
ありがとうございました!
脱穀機から出てくるササニシキの籾を見ると感無量、今年もいろいろありましたが、なんとかかんとかここまでこぎ着けることが出来ました。
自然の恵みと支えて下さった皆様に感謝です。
脱穀は脱穀の終わった後がなかなかの重労働なのです。
30㎏の籾袋を運搬車に乗せて運び、
軽トラで家まで運んで、
計量して貯蔵部屋に運び込んで終了!
4日間でトータルで約120袋の籾袋を運んで腰が痛くなりかけました(笑)。
積み上がった籾袋を見ると本当に豊かな気持ちになります。
気になる収量は予想していたよりもやや良くて、新規のお客様にも少しですがご案内できそうです。
さっそく新米を籾摺りして5分搗きにして炊いてみました。
艶と粘りと張り、香りも良く、最高に美味しいです!
おかずなしでも美味しくてついつい食べすぎてしまいます。

遅れていました2019年産自然栽培ササニシキ新米の販売開始します!
ネットショップよりご注文下さい。
yorokobutsuchi.cart.fc2.com

さて、明日は残ったもち米(白毛モチ)の脱穀を終わらせます。