梅雨明け以降猛暑が続いていて、ここ信州の山里でも昼間は35℃近くまで上がります。
そんな暑さの中、ササニシキの出穂・開花が始まっています。
梅雨明けが早く暑い日が続いた影響か、例年よりも少し早い出穂となりました。
今年もいろいろと課題があり田んぼによってはあまり生育の良くない部分もあるのですが、それでもその生を全うしようとする稲の健気な姿に心打たれます。
「花水」という言葉があるくらい、この出穂開花の時期は特に水を必要とすると言われていて、水を切らさないよう毎日水管理に気を遣います。この暑くて日照りが続く天候でも、安定した水量が流れ続ける花尾の湧水は本当にありがたい存在です。
写真は花尾の湧水の水源です。
ここからさらに水を集めて水量を増して流れ出て、この地区の田んぼを潤しています。
大豆畑もカラカラで干上がりそうだったので、元田んぼの利点を生かして畝間に水を引き込んで灌水しました。大豆も喜んでいるようです。
同じ畑の2週間ほど前の写真。大豆が草に覆われそうだったところを管理機で中耕除草して救出しているところです。
梅雨時の長雨の後の日照りで、畑の土が日干し煉瓦のようにカチンコチンに固まっていて管理機が悲鳴を上げていました(人間も)。
もう一枚別の畑に蒔いた大豆は、田んぼから転作したばかりの畑だったので水はけが悪く、梅雨時の長雨で水没してしまってかなり消えてしまったのですが、生き残った大豆を今度はシカが食べに来て上半分をほとんど食べられてしまいました(電気柵をしているのに!)。
大豆は強いので上が食べられてもまたそこから芽を伸ばして成長するのですが、この畑の付近はシカの活動が活発でそこをまた鹿が食べに来る可能性が高く、どうしたものかと…。
夏のアルプスと棚田の風景です。
今後の気候が順調でありますように。
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