北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2021年10月7日木曜日

稲刈りが無事に終わりました。

 

先日、当初の予定通り約10日ほどかかって無事に全ての田んぼの稲刈りを終えました。
最後は晩生の「白毛モチ」。
信州に古くから伝わる在来種で、野性的な逞しさと食味の良さが魅力ですが、背が高くなり倒れやすいのがデメリットです。
写真では写っていませんが、今年もかなり倒れてしまい稲刈り作業がとてもやりにくい…。
倒れてしまう原因は様々あると思うのですが、中干しを少し強めにすることで改善することを期待して来年はやってみようと思います。
作り難さゆえに作られなくなってしまった品種、工夫しながら出来るだけ種を繋いでいきたいと思います。
今年は比較的に天気にも恵まれて田んぼがぬかるむこともほとんどなくて快適な稲刈りでした。
(雨が多い年は田んぼが乾かず、バインダーがぬかるみにはまったり泥だらけになりながら稲刈りするはめになるので…。)
ただ、9月後半以降の好天と高温で予想以上に登熟が早く進み、稲刈り中もどんどん登熟が進んでしまって稲刈り後半の田んぼはやや刈り遅れぎみになってしまったのが反省点です。
(刈り遅れが進むと胴割れ米が増えたり食味が低下したりすると言われています。)
そうかといってコンバインで一気に収穫する方法ではなく昔ながらのハザ掛けではどうしても時間がかかってしまい、どう対処したら良いのか来年以降の課題です。
あくまでハザ掛けにこだわるなら、人手を確実に確保するか、早生晩生など稲刈り時期がずれるように品種を分けるか…。
あるいはササニシキという品種にこだわるなら部分的にでもコンバインと乾燥機を導入するか…。
いろいろ悩むところです。

お忙しいところハザ掛けのお手伝いに来て下さった方々には本当に助けられました。
ありがとうございました!


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