北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2017年10月19日木曜日

稲刈り終わりました、でも長雨。

本当によく降る雨です。
せっかくハザ掛けしたお米がちっとも乾きません。
てっぺんに雨除けのハザシートを掛けていますが表面はどうしても濡れてしまいます。
雨に濡れ続けて穂発芽しないことを祈るばかり…。
あまり時期が遅くなると天気が回復しても気温も上がらず乾くのにさらに時間がかかることに…。
11月初旬からの新米の販売を始める予定でしたが、ずれ込むことになりそうです。
今後の天気によりますが、11月中旬くらいでしょうか。
お待ちいただいているお客様、今しばらくお待ちください。
このような天候の時は天日干しは厳しいです。
コンバインで刈って乾燥機で乾燥させるという方法もやはり必要だなと思わざるをえません。
とは言ってもコンバインも乾燥機も持っていないですし、お天気が回復するのを祈るしかありません。
長雨の晴れ間をみて最後のもち米(白毛モチ)の稲刈りをしました。
雨がかなり降った後なので水が溜まっている状態での稲刈りです。
こんな時は本当はあまり稲刈りしたくないのですが、幸い田面は比較的固めでぬかるむこともなく無事に刈り終わりました。
この白毛モチという品種はとにかく背が高くなります。
ハザ掛けするのも一苦労。
でも、昔の品種で茎も太くワイルドで逞しいのが魅力です。
美味しい玄米もちになります。
これで今年の稲刈りは何とか無事に終了しました。

今後、週明けにかけて台風も接近する予報。
なんとか何事もなく過ぎてほしいです…。
そして日曜日は衆議院議員選挙ですね。
一つ一つの命を大切にする日本であって欲しい、そんな視点で投票所に足を運びたいと思います。

2017年10月13日金曜日

稲刈りもう一息。

10月10日を目標に進めてきた稲刈り作業、雨が定期的に降るため目標よりも遅れておりますが、手伝って下さった皆さんのおかげでようやくもう一息、終わりが見えるところまで来ました。
ありがとうございました。
今年は昨年よりも稲の生育が良いため、その分ハザ掛け作業に時間がかかってしまい嬉しい悲鳴ではありますが、今年から導入した強力な助っ人運搬車のお蔭でずいぶん楽にはなりました。
去年まで使っていた手押しの一輪車に比べるとはるかにたくさん載りますし、ぬかるみにも強い。
でも中古なのでベルトがすり減っていたりキャブレターの調子がいまいちだったりと問題がありますが、何とか稲刈り終了まで持ちこたえて下さい~。
田んぼによってはかなりぬかるんでいるところがあって、そこは2条刈りバインダーでははまって動けなくなってしまうので、老兵の一条刈りバインダーにご足労願います。
タイヤもぬかるみに強いタイヤを履いているのですが、途中でタイヤとホイールが空転してしまい前になかなか進めなくなってしまうというトラブル発生。
何とかこの田んぼは刈り終わりましたが、ぬかるむ田んぼは本当に疲れます。
田んぼにハザが並ぶ風景は本当に美しく、手間と時間のかかる大変な作業ではありますが、大事にしていきたいなあと思います。
天気にもよりますが、3週間ほどお日さまと風の力でじっくり干してから脱穀します。
稲刈りの残りは小さな田んぼが3枚で9畝ほどなので一気に終わらせてしまいたいところですが、昨日から雨模様、しかもしばらく長雨が続くという予報です。
稲刈りはしばらく延びてしまうかもしれず、せっかくハザ掛けしたお米もなかなか乾きません。
最悪な場合、あまりに長雨が続くとハザ掛けした状態で穂発芽してしまいお米の品質が悪くなってしまうという事態も考えられなくもありません…。
早く秋晴れが戻って来てくれることを祈るばかりです。



2017年10月1日日曜日

稲刈り始めました。

爽やかな秋晴れの下、今日からいよいよ稲刈りを始めました。
無肥料無農薬でここまで育ってくれたお米の生命力と大自然の恵みに感謝です。
昨年よりも田んぼがぬかるんでいないので今年は2条刈りのバインダーで刈り始めました。
この田んぼは奥の方が低くてぬかるみやすいのですが、そこは板を敷くなどして何とか切り抜けました。
写真では分かり難いですが、赤とんぼがたくさん飛んでいます。
1反2畝の田んぼ、午後から刈り始めて夕方には刈り終えました。
ハザ掛けは明日にします、と思ったら明日は午後から雨の予報。
午前中にはハザ掛けを完了させないといけません。
週間天気をを見ると短い周期で天気が変わる予報になっています。
秋の天気と女心はなんとやらですが、何とか稲刈りが終わるまで晴ベースでいって欲しいものです…。

10月の10日頃までには稲刈りを終わらせる予定です(願望)。
稲刈り・ハザ掛けのお手伝い援農大歓迎です。
アルプスを眺めながらの稲刈り気持ちいいですよ~。

2017年9月21日木曜日

稲刈りの準備~よけ掘り

すっきりとしたさわやかな秋晴れ。
ササニシキが黄金色に色付き、いよいよ稲刈りが近づいてきました。
台風18号は足早に通り過ぎ、幸い当地にはあまり影響はありませんでした。
あと10日ほど、10月に入ったら稲刈りを始める予定です。
 田んぼの水は10日少し前ころに落としましたが、台風を含め定期的に雨が降るため、乾きの悪い田んぼの「よけ」を掘り直しています。
棚田の山側に排水のために掘る溝のことを「よけ」というのですが、夏の間に泥がたまって浅くなっているのを掘り直して田んぼの乾きを促し、稲刈りの際に機械が入れるよう作業をしやすくする大事な作業です。
「よけ」の泥の中にはイモリやガムシ、タニシ、ドジョウまで、生き物たちがいっぱい。
本当はもう少し早い段階でやっておかなくてはならない作業なのですが、油断して遅くなってしまいました。
去年の秋は雨ばかりで田んぼが乾かずぬかるむ中での稲刈りでとても大変でしたが、今年はこのまま晴ベースの天気が続いてくれれば大丈夫かな。

10月上旬の稲刈りハザ掛けのお手伝い、援農大歓迎です。
アルプスを眺めながらの稲刈り気持ちいいですよ~。
近所では秋の恵みの栗があちこちで落ちています。
毎日拾っては栗ご飯や茹で栗を堪能しています。
誰も拾わない放置された栗の木が何本もあり、何か活用できないかなと思うのですが、無農薬のためどうしても虫が入ってしまうものが多くて商品として販売するのは厳しい…。
稲刈りのお手伝いに来てくださった方は栗も拾い放題です。

2017年9月4日月曜日

秋の到来

朝晩はめっきり涼しくなり、日中は晴れれば汗ばむ陽気ですがすっかり爽やかな秋の空気です。
ササニシキの穂もしっかり垂れて少しづつですが色づき始めています。
写真では分かり難いですが、赤とんぼも飛び始めました。
夏が雨や曇りが多かった割には今のところ生育は順調です。
いもち病も心配したのですが全く出ていません。
そろそろ稲刈りのことを考え始めなければならない時期になってきました。
稲刈りに向けていつ水を落とすか悩む時期でもあります。
遅くまで水を入れておいた方が根が老化せずお米も良く太るのでできるだけ入れておきたい、でも稲刈りの時に田んぼがぬかるんでいるととても作業が大変になってしまうのでできるだけ早めに水を落として田んぼを乾かしたい、この二つの相反する思いの間でいつも悩みます。
稲刈り前の天気にも大きく左右され、去年は雨続きで田んぼが乾かず稲刈りにとても苦労しましたが、今年はそれは避けたい…。
でも出穂後30日が目安と言われているのでもう少し様子を見ようかな。
稲刈りは1か月後の10月初旬頃でしょうか。

冬に向けての薪仕事をなんとか終わらせて、自家用野菜の大根や野沢菜の種を蒔いたり、白菜の苗を植えたりと、すっかり秋モードです。

2017年8月25日金曜日

こうべを垂れ始めたササニシキと冬支度

昨日は久しぶりに晴れて暑い夏らしい日になりました。
やっと夏が戻ってきたかなと思いきや今日は再びの雨降りです。
ササニシキの穂はほぼ出揃い少しづつこうべを垂れ始めました。
これから少しづつお米の粒が充実するにしたがってさらに垂れてきます。
雨や曇りの多いすっきりしない夏でしたが、季節は確実に収穫の秋へと向かいつつあります。
長野県の学校の夏休みは短く、息子の夏休みも終わって学校が始まりました。
そして、冬に向けて今ごろ慌てて薪作りをしています。
本当は春5月くらいまでにやって冬までに薪を十分乾かしておきたいのですが、忙しさに流されてできず今ごろ大慌て。
薪にする木は、主に近所の山から様々な理由で伐採されたものをもらってきます。
時には自分で伐採することもあります。
今年はクルミ、クリ、が多いのですが、つい先日薪にするには最高級のナラの木を持って行っていいよと声をかけていただき、喜び勇んで山から下してきては割っています。
今年1月に切った木ということですが、まだまだ水気をたっぷり含んでいて、大きな木なので山から出してくるのが大変です。
斧で割れない大きな節があるものはまとめて友人の薪割り機を借りて割ります。
厳しい冬を越すのに欠かせない薪、薪小屋に積み上がった薪を眺めると本当に豊かな気持ちになります。
何とか冬までに乾いてくれるかな?


2017年8月18日金曜日

花盛り

相変わらず梅雨のようなぐずついた天気が続いていますが、昨日は久しぶりにお日さまが顔を出してくれて束の間の夏が戻って来ました。
田んぼではササニシキが花盛りです。
籾一つ一つが小さな花で、白く見えるのは雄しべで籾の中に雌しべがあります。
午前中のごく短い時間に籾がパカッと開いて雌しべに雄しべの花粉が受粉することで籾の中にお米の赤ちゃんが宿ります。
(なので厳密に言えば上の写真は開花の瞬間をとらえたものではありません。)
この開花の時期に雨が続くと受粉がうまくいかず、実の入らないシイナが増えてしまうと言われています。
今日は再び雨、これだけ天気が不順だとちゃんと受粉できているのかどうか心配になってしまいます。
そして今のところは大丈夫ですが、いもち病も心配…。
開花の時期は「花水」と言って稲が最も水を欲しがる時期と言われているので、水を切らさないよう水管理に気をつけます。

こちらは大豆畑。
初めに蒔いた大豆は条間がすっかり覆われるくらいまで茂ってきました。
ここまで茂ってくれれば草も抑えられて一安心ですが、後から蒔いた畑は蒔く時期が遅かったり欠株も多かったりで大豆の茂り方が足りず、草がかなり目立ちます。
もう一度管理機で中耕除草するか、でも雨が多くて土が重いと思われるので管理機は入れずに草刈機で草を刈るか、何とかしなくては…。
大豆も花盛りです。
水色の可憐な花です。
大豆は稲とは逆に開花時にある程度雨が降ったほうが受粉がうまくいくことが多いと言われているので、このところの天気は大豆にとっては一安心というところでしょうか。
お米の花も、大豆の花もけなげに咲く様はそれぞれ綺麗で本当に癒されますね。