北アルプスを望む天空の棚田で、自然栽培(無肥料無農薬)でお米、大豆などを栽培、販売しています。

2020年1月6日月曜日

明けましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
信州の山里は穏やかなお正月を迎えております。
田んぼはすっかり雪と氷に閉ざされて春を待っています。
怒涛の年末の忙しさを乗り切り、お正月は愛知県知多半島の実家でゆっくりと過ごしました。
息子や弟家族も集まって賑やかに、おせちとお屠蘇とお雑煮をいただき、
地元の神社に初詣に行ったり、
久し振りに海にも行きました。
普段山の中で暮らしているので、海の広々とした開放感と海風の香りが新鮮です。
今年は愛知県でも例年に増して暖かなお正月で、余りの暖かさにすっかり体も緩んでしまいました。
これから体を寒冷地の信州仕様に戻していかなくては…。

よろこぶつち農園では、今年も自然の理に真摯に向き合い、自然と調和した美味しくて安全な自然栽培の農産物を少しでも多くの方にお届けできるよう精進していく所存です。
今年もお付き合いいただけましたら幸いです。
新しい年が災害がなく穏やかで実りの多き年でありますように。
また、正月早々きな臭いニュースが駆け巡りました。
世界が平和であることを祈らずにはいられません。

2019年12月31日火曜日

仕事納め、今年も一年間ありがとうございました。

12月後半は、餅つきと大豆の選別と発送作業に追われててんてこ舞いでした。
皆様からたくさんのお餅と大豆のご注文をいただきありがとうございました!
対応が至らない点があったかもしれませんが、どうかご容赦ください。
お餅は、ロケットストーブに羽釜とセイロを載せて薪の火の力でもち米を蒸かします。
特に玄米餅の場合は餅つき機で蒸かすよりセイロで蒸かしたほうが良く火が入る気がします。
つくのは餅つき機2台体制でついています。
本来であれば、杵と臼でついたお餅をお届けしたいところですが、物理的にやはり難しく機械の力に頼っています…。
ついたお餅は寒い部屋で一晩置いて翌日カットパッキングします。
年末は切り餅だけでなく、のし餅でのご注文もたくさんいただきました。
昨日、最後の発送作業を終えて無事に仕事納めでした。
今日大晦日になってやっと松飾を飾ったり、鏡餅を作ったりとお正月の準備です。

今年も自然の恵みと多くの人に支えられて無事に一年を終えることが出来ました。
関わって下さった全ての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

2019年12月13日金曜日

お餅と大豆の販売を始めました!

今年もお餅と大豆の販売を始めました!
自然栽培(無施肥無農薬)のお餅と大豆の味わいを是非ご賞味ください。
ネットショップよりご注文いただけます。

お餅は信州に昔から伝わる美味しいと評判の在来種「白毛モチ」。
今年も玄米と白米をそれぞれ切り餅とのし餅の2種類づつ用意しております。
切り餅は1パック6切れ入りで、脱酸素剤入りなので1か月ほど日持ちします。
のし餅はあまり日持ちはしませんが、パッキングの手間がかからない分お安く提供します。
お正月用のお餅にいかがでしょうか?

大豆は煮豆はもちろん味噌の材料用などに毎年大変好評いただいております。
手作業で順次選別しておりますのでお届けまでお時間をいただくこともございます。
納期のご希望などございましたらあわせてお知らせ下さい。

皆様のご注文お待ち致しております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

田んぼのワラの片付け、大豆の選別

12月に入って真冬のような寒さがやって来ました。
連日のように朝は霜が降り氷点下の冷え込み、うっすらとですが雪も積もりました。
雪はすぐに融けましたが、この寒さに震えながら田んぼの片付け仕事をしておりました。
寒いのでどうしても朝のスタートが遅くなってしまいます。
脱穀の後そのままになっていたワラを集めて田んぼの外に持ち出します。
田んぼの脇に積んだり、そういう場所がない田んぼは少し離れた場所まで運んでまとめて積んでおきます。
同時に去年積んで1年経って朽ちかけたワラを田んぼに戻します。
その年の新しいワラをいきなり戻すと、土の中で分解し切れなくて田植え後の苗の生育に悪影響が出ることが多いことから、最近はこのように1年寝かせたワラを戻すようにしています。
田んぼに戻すのはこのワラのみ。
軽トラでこの朽ちかけたワラを満載積んだら田んぼの中でスタックして動けなくなってしまうトラブル発生…。
トラクターで引っ張って事なきを得ましたが、この朽ちかけたワラ、かなり重いです。
このワラの山をさらに薄く広げる作業を経て、トラクターで起こす所まで本当はもっと早い時期にやっておきたかったのですが…。
10枚の田んぼをここまで片付けるのにかなり時間がかかってしまいました。
もう時期的に遅いので続きは春になりそうです。
先日脱穀した大豆を近所の方の選別機を使わせていただいて選別作業をしました。
この機械、かなりの優れもので、大ざっぱではありますが、くず豆やごみを取り除いて、大中小と大きさ別に分けてくれます。
ただし、あくまで大ざっぱになので、やはり仕上げに人の目で見て手作業での選別作業が必要になりますが…。
お盆に広げて地道にチェックしていくのですが、今年は虫食いは比較的少ないものの紫斑病(豆に紫色の色が付く病気)の豆が多くて手間がかかりそうです。
紫斑病は食べても全く問題ないのですが、お客様に販売するには見た目が良くないためできるだけ取り除きます。
無農薬ならではの手間ですね。
お届けした大豆の中に少し薄い紫がかった豆が混じるかも知れませんがどうかご了承ください。

2019年11月28日木曜日

大豆の脱穀、干し柿作り

3週間以上前に収穫して畑にハザ掛けしていた大豆、莢から豆がはぜてポロポロ落ち始めて気をもみましたが、大豆の脱穀機の順番がやっと回って来て脱穀作業が出来ました。
大豆の脱穀機は毎年地元のJAから借りて来ます。
順番で回ってくるので使いたい時に使えないという不便はありますが、買うとかなり高価な物ですし、中古もなかなか出回っていない機械なので助かっています。
大豆の株ごと突っ込むと莢や枝は飛んで、大豆だけ出て来てくれます。
去年よりも虫食いやくず豆が多めかな?
夏の間シカに葉っぱを食べられあまり大きくなれなかったこの畑の大豆、収量減が心配されましたが、意外とありました。
去年並みの収量はありそうでホッとしています。
大豆の摘芯栽培という技術もあるようなのですが、シカがそれをやってくれたのかもしれません(笑)。
この後、選別機にかけて虫食いやくず豆を大まかに取り除き、仕上げに手で選別してよううやく皆様にお届けできます。
お待ち下さっている皆様、今しばらくお待ちください。
この大豆で味噌や醤油を仕込みます。
大豆の脱穀機の順番を待つ間、干し柿を作りました。
少し時期が遅くなってしまいましたが、近所の渋柿の木の柿を採らせていただき、せっせと皮むき、軒下に吊るしました。
軒下に柿のカーテン、初冬の大好きな光景です。
上手く出来上がったら去年に引き続き販売もしますのでお楽しみに。




2019年11月19日火曜日

大豆の収穫、小麦の種蒔き

話が前後してしまいましたが、お米の水分がなかなか下がらずに脱穀が出来ないでいる間に先に大豆の収穫をしていました。
葉っぱが落ちて全体が枯れたころに収穫です。
この畑の大豆たちは夏に葉をシカに食べられてあまり大きくなれなかったのですが、それでも健気に実を付けてくれました。
収量は例年よりも少なくなりそうですが…。
刈るのは刈り払い機で刈り倒すのですが、後はひたすら手で集めて束にして紐で縛ってハザに掛けてゆきます。
大規模農家さんは全部機械でやってしまうところですが、当農園では手作業です(笑)。
写真は別の畑ですが、この日は近隣から味噌や醤油を一緒に作っている女性陣が、「大豆が穫れないと味噌・醤油ができないからね~」、と手伝いに来てくれました。
別の日には名古屋から泊まり込みで手伝いに来てくれたお米の定期購入のお客様も…。
手伝って下さった皆様ありがとうございました!
無事にハザに掛かりました。
莢がカラカラに乾いた頃に大豆用の脱穀機を借りてきて脱穀する予定です。
大豆の収穫が終わった畑をすぐにトラクターで耕耘します。
手押しの播種機で麦の種を蒔きました。
南部小麦とスペルト小麦、大麦の三種。
麦を大豆の裏作で麦を栽培しようとするとどうしても播種時期が遅くなってしまうのが難点ですが、限られた畑の面積を有効に使うためにこのような方法をとっています。
時期が遅いため種を多めに蒔いてみました。
気温が下がっているので発芽まで時間がかかりましたが、播種後10日ほどでツンツン芽が出てきました。
シカの食害が心配ですが、たくましく育って欲しいものです。
小麦は小麦粉としての他、製麺所に委託して乾麺に加工したり、手作り醤油の原料になったりします。
大麦は数年前に作った麦麹の味噌が好評だったので今年は復活させてみました。
朝は冷え込んで霜が降りることも多くなってきました。
寒いのは辛いのですが、寒さゆえの美しさにハッとします。
朝、雲の上から顔を出した北アルプス。
既に雪をかぶって冬化粧です。
脱穀した後の田んぼの藁の片付けをしなくちゃ…。





2019年11月12日火曜日

ササニシキの脱穀終了、新米の販売始めます!

先月の台風とその後の2週間に渡る天候不順の影響で大幅に遅れていたお米の脱穀作業。
11月に入りようやく天気が安定した後も、今度は気温が低いためなかなかお米の水分が下がらず作業が出来ずにいました。
理想は15%なのですが、17%代~16%代からなかなか下がってくれなくてずいぶん気をもみました。
このまま乾かないまま冬になってしまったらどうしよう、と真剣に心配したのですが、先日やっと15%代まで下がってきてくれたので、やっとやっとの脱穀作業です。
稲刈りの後、実に1か月以上も干していたことになります。
気候変動に伴う異常気象の頻発する時代、天候の影響をもろに受ける「ハザ掛け天日干し」はますますリスクの大きい方法となりそうです。
脱穀3日目には隣町の先輩農家さんがハーベスターを軽トラに積んで応援に駆けつけてくれました。
ありがとうございました!
脱穀機から出てくるササニシキの籾を見ると感無量、今年もいろいろありましたが、なんとかかんとかここまでこぎ着けることが出来ました。
自然の恵みと支えて下さった皆様に感謝です。
脱穀は脱穀の終わった後がなかなかの重労働なのです。
30㎏の籾袋を運搬車に乗せて運び、
軽トラで家まで運んで、
計量して貯蔵部屋に運び込んで終了!
4日間でトータルで約120袋の籾袋を運んで腰が痛くなりかけました(笑)。
積み上がった籾袋を見ると本当に豊かな気持ちになります。
気になる収量は予想していたよりもやや良くて、新規のお客様にも少しですがご案内できそうです。
さっそく新米を籾摺りして5分搗きにして炊いてみました。
艶と粘りと張り、香りも良く、最高に美味しいです!
おかずなしでも美味しくてついつい食べすぎてしまいます。

遅れていました2019年産自然栽培ササニシキ新米の販売開始します!
ネットショップよりご注文下さい。
yorokobutsuchi.cart.fc2.com

さて、明日は残ったもち米(白毛モチ)の脱穀を終わらせます。