9/27から始めた稲刈り、ようやく先日(10/7)終わりました。
10枚の田んぼを約10日かけての長丁場でした。
今年は9月が晴ベースだったので、落水以降田んぼが良く乾いて作業がしやすく助かりました。
ここ数年、毎年秋の長雨で田んぼがぬかるんで苦労してきたことから比べると天国のよう。
例年のように田んぼがぬかるんでいると、車重が重いためはまりやすくて使えない2条刈バインダーも久しぶりに大活躍で、幸先の良いスタートでした。
しかし、途中から結束ミスを連発するようになり、序盤であえなく脱落。
やむなく例年通りの1輪1条刈バインダーでしのぎつつ、農機屋さんに見てもらったところ、古い機械のためおそらく結束部の部品が消耗していて部品ごと交換しなくてはならず、すぐのことにはならないとのこと…。
そうこうしているうちに代打の1輪1条刈バインダーもエンジンが不調に…。
どうして忙しい時に限って機械って機嫌が悪くなるのでしょうか?
近所の方が見かねて2条刈バインダーを貸して下さることになり、救われました。
かなり新しいバインダーなのですが、とても具合が良くて結束ミスはほぼゼロ!
仕事もはかどります。
ヤフオクで安く買った古い中古のものとは違います。
農業機械は経済事情が許せばなるべく新しいものが良いなあと実感。
新しいバインダーが欲しくなってしまいました…。
今年も多くの方にハザ掛け作業を手伝っていただきました。
来てくれた子供たちもカエルと戯れつつ一生懸命手伝ってくれました。
ありがとうございました!
ハザ棒を組んで立て、稲束を集めて掛ける作業は本当に手間のかかる作業です。
昔ながらの天日干しのお米は乾燥機で乾燥させた一般的なお米よりも美味しいと言われています。
お日さまと風の力でゆっくりじっくりと乾燥されること、また茎に残った養分が籾に送られることで美味しいお米になるそうです。
余計な石油燃料を使わなくて済むのも魅力ですし、ハザが並んだ秋の棚田の風景も残していきたい。
でも、手間と労力がかかることから、現在流通しているお米のほとんどは機械乾燥のお米になってしまいました。
当農園でも天日干しを続けるには現状の面積(7反半)が物理的・体力的に限界かなと言うのが実感です。
手伝いに来てくれる皆さんによって当農園の天日干し米は支えられています。
来年も是非多くの方に手伝いに来ていただけると嬉しいです。
気になる収量は、ハザに掛けた感じでは全体的に去年よりもやや少ない感じです。
既に予約いただいたお客様の分だけで一杯になってしまうか、足りないくらいかも…。
今後の天気によりますが、2~3週間干して水分を見て脱穀する予定です。
今週末に来るという台風19号が心配です。
台風でもハザが倒されないようハザ足はしっかり田んぼに打ち込んだつもりですが、どうなりますか…。
大きな被害が無いよう祈るばかりです。